心が疲れてしまって不登校になるケースをたくさん見てきましたが、ふとしたきっかけで「勉強、がんばろう」と思える子もたくさん見てきました。
不登校の子が、せっかく「勉強、がんばろう」と思ってくれたのだから、継続できるようにサポートしたいですね。
やる気をアップさせるにはちょっとしたコツがあります。
不登校の子が勉強を継続するには、やる気のコントロールが欠かせません。
不登校の子が勉強を継続しようとした時に立ちはだかる壁と、やる気をアップするコツを紹介します。
不登校の子が勉強するときの壁
不登校の子が家で勉強しようと思った時に、壁となるものがあります。
- すぐスマホを見てしまう
- やる気が継続できない
家で勉強するには、この2つの壁をクリアする必要があります。
すぐスマホを見てしまう壁
今の高校生は、ほとんど皆さんがスマホを持っています。
SNSやYOUTUBE、その他にも楽しいアプリがたくさんあって、スマホがあれば1日があっという間に終わってしまいますよね。
学校に行っていれば、授業中はスマホをさわれないのですが、不登校だとスマホを触る時間に制限がないです。
スマホだけが悪!とは言い切りませんが、勉強をする時にスマホは邪魔になってしまいます。
やる気が継続できない壁
不登校でも勉強しようという気持ちになることがあります。
でもモチベーションが上がらずに、勉強を継続できないことがあります。
勉強は、継続してこそ身につきます。
でも、勉強を継続するにはモチベーションの継続が必要。
不登校という、ちょっと心が疲れてしまった状態では、やる気MAXをずっと続けるのも難しいかと思います。
少しの工夫でやる気を継続できますので、その方法を紹介します。
不登校の子におすすめ!勉強のやる気を上げる方法
不登校の子におすすめの、勉強のやる気を上げる方法は3つ。
- 時間を区切る
- スマホを仕舞う
- 自分へのご褒美を用意
この3つをできる範囲でやってみてください。
決めたことを完了できたことにより、自分への自信につながります。
自分に自信がつくと、やる気アップにつながります。
では順に詳しく説明します。
時間を区切る
不登校の子におすすめしたいのは、勉強の時間を区切ることです。
10時から勉強を始めるとしたら、10時50分には一度勉強を終わるのです。
問題の途中であっても、読んでいる途中であっても、とりあえずペンを置き、休憩します。
10分休憩したら、また11時から勉強を始めて、11時50分になったら、勉強の途中であってもペンを置き、休憩します。
- 10時〜10時50分
- 10分休憩
- 11時〜11時50分
こんな感じで、勉強を始める時間と終わる時間を決めておくのがおすすめです。
スマホを引き出しに仕舞う
勉強を始めると、ついスマホを触ってしまうことありませんか?
私も学生時代にそんな経験がありました。
せっかくやる気になった勉強、スマホに邪魔されるのはもったいないです。
勉強すると決めた時間は、スマホを引き出しに仕舞うのがおすすめです。
机の上に出していると、スマホが気になってしまうので、引き出しの中などに入れておきましょう。
視界にスマホが入らないように工夫するのです。
引き出しを開けてスマホを触りたい気持ちが出てくると思います。
しかし勉強をすると決めた50分間は、スマホを触らないようにちょっとだけ頑張ってください。
その50分間だけ、スマホを触らなかったらあなたの勝ちです。
やり切ったご褒美
不登校の子におすすめの勉強タイムスケジュールは、50分勉強したら10分休憩のサイクルです。
そこで、50分やり切った自分に、ご褒美を用意しておきましょう。
50分になったら〇〇できる、みたいなご褒美を決めておくのです。
- 50分になったらこのお菓子食べていい
- 50分になったらアイス食べていい
- 50分になったら3代目の写真見てもいい
こんな感じで、自分へのご褒美を決めておきましょう。
まとめ
不登校の子が勉強をやる気になった、素晴らしいことです。
せっかくやる気になったのなら、ぜひ継続して自分への自信につなげてほしいです。
勉強が全てではないし、偏差値の高いことが必ずしも良い、とも限りません。
でも「勉強しよう」と決めた子がその1日の達成感を味わうことができます。
達成感を味わうことは、自分への自信につながります。
- 50分勉強10分休憩
- スマホは引き出し
- 自分にご褒美
この3つのポイントを抑えて、ぜひ勉強を継続し、自信をつけてほしいです。
- 高1の途中からでも
- 高2の途中からでも
- 高3の途中からでも
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