通信制高校からの就職が不利と言われる理由
「通信制高校なんて行ったら、就職する時に不利だよ。」
こんなことは、どこのどなたがおっしゃるのでしょうか。
通信制高校のキャンパス長としてたくさんの卒業生を見送ってきた私に言わせると、
通信制高校からの就職が不利と言われる理由は
単なるイメージです。
通信制高校に行ったら就職する時に不利なのか、そんなことはありません。
高卒の就職には、決まった手順があり、決まった形の履歴書に記入し、学校を通じて企業に応募します。
企業の採用担当の方と何度かお話ししたこともありますが、「通信制高校の卒業だから」という理由で不採用にすることはないと言って良いでしょう。
通信制高校は就職にとって不利も有利もない
就職することについて、履歴書に「通信制高校」と記載されることは、単なる事実です。
就職が難しくなったり、不利になることはありません。
企業の採用担当の方は、「採用したい」と思っているし、そこに通信制高校という肩書は関係ありません。
不利も有利もないのです。
では、就職活動に有利にするにはどうすれば良いのか。
通信制高校からの就職で不利を有利に変えるには
通信制高校からの就職で不利にならないためにできることは、まず履歴書をきちんと書くことです。
- 油性ボールペンで書く
- 間違ったら書き直す
- 正しい日本語を使う
これらは就職の基本ですね。
これらの基本を押さえた上で、志望動機をきちんと書きましょう。
志望動機は、履歴書の中で一番大事です。
通信制高校の卒業見込みかどうかよりも、志望動機が大事なのです。
企業の採用担当の人の立場になってみればわかるでしょう。
やる気のある、元気な子を採用したいわけです。
もしくは、まじめでコツコツ作業のできる子を採用したいわけです。
全日制高校の卒業か、通信制高校の卒業かなんて関係ありません。
私のブログを読んでくださった方に、特別に、志望動機の書き方を紹介したいと思います。
通信制高校から就職!志望動機の書き方
履歴書の書き方の中で一番重要なのは、志望動機の部分です。
高卒用の全国統一の履歴書を見ていただいたらわかると思うのですが、志望動機の部分だけ書く部分が多いのです。
就活をしたことのある私たちなら考えつくようなことでも、初めて就職試験に臨む高校生たちにとっては少しハードルの高いことかもしれません。
志望動機の部分に何を書くのか。
まず、下調べをしましょう
- 応募する企業の理念を知る
企業のパンフレットやホームページに載っています。
どんな思いで会社を経営しているのか、読んで見ましょう。
そして、共感した部分や感銘を受けた部分を自分の言葉でまとめます。
自分一人で考えるのが難しければ、通信制高校の先生に相談してみましょう。
きっと親身になってアドバイスをくれるはずです。
通信制高校は普段タブレット学習も多いので、紙に文字を書くという作業に少し緊張していました。
まず下書きして、心落ち着けてから清書するようにも伝えました。
- 高1の途中からでも
- 高2の途中からでも
- 高3の途中からでも
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